委員会から県へ追加資料(20250805) - Additional documents

旧香川県立体育館買取等による保存及び利活用に関する追加資料一式

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2025年(令和7年)8月5日 提出
旧香川県立体育館再生委員会
提出先:香川県知事 様

旧香川県立体育館 買取等による保存及び利活用に関する追加資料一式 令和7年8月5日 提出 旧香川県立体育館再生委員会 提出先:香川県知事 様

目次 ●委員会委員長から書簡 ●各企業 出資・参画意向表明書 ●文化庁.文化審議会.文化経済部会.建築文化ワーキンググループの 旧香川県立体育館への見解 ●旧県立体育館の現況構造への考査 ●丹下憲孝氏からの公式応援メッセージ ●世論調査結果 (令和7年8月4日付) 以上

目次

  • 委員会委員長から書簡

  • 各企業 出資・参画意向表明書

  • 文化庁.文化審議会.文化経済部会.建築文化ワーキンググループの旧香川県立体育館への見解

  • 旧県立体育館の現況構造への考査

  • 丹下憲孝氏からの公式応援メッセージ

  • 世論調査結果(令和7年8月4日付)

以上

委員会委員長から書簡

拝啓  多忙とは存じますが、突然のお手紙、大変失礼致します。 1964年に竣エし、「船の体育館」の愛称を持つ丹下建築… 「旧香川県立体育館」の解体入札公告がもう目の前に迫っていることは、すでにご存じの事と存じます。  この度、香川・高松発祥の「乃村エ藝社」をはじめ数々の企業の協力、賛同のもと「旧香川県立体育館再生委員会」を設立し、当該建物の「買取または定期借地等を通じた保存及び利活用に関する意向表明書」を所管の貴県教育委員会教育長に向けて、正式に提出させて頂きました。  解体費10億円余りという昨年6月の発表後の、この一年余り、議会、県議共に水面下でも、様々な方々に相談を重ねてまいりましたが、行き止まりを迎え、表明書の提出…記者会見という手立てしか、選択出来なかったこと、誠に申しわけなく思っております。  ただ、最後にもう一度…二度と実現できない地域の貴重な文化資産とあの建築の持つ可能性を共に再考し、この「アート県・香川」の魅力とは何なのかを、知事と共に向き合う機会が生まれることを切に願っております。  県民や全国から多数の反響が、私の想像をも超え、「うねり」となりました。今後の香川の次世代に引き継いでいくべきものを…私たちや県民と共に見つめ直していただきたいと心より願っております。  末筆ながら、池田様のますますのご発展とご健康を心よりお祈り申し上げます。  敬具  令和7年8月5日 「旧香川県立体育館再生委員会」委員長 長田慶太建築要素 代表  香川県知事 池田豊人様

拝啓
多忙とは存じますが、突然のお手紙、大変失礼致します。
1964年に竣エし、「船の体育館」の愛称を持つ丹下建築…
「旧香川県立体育館」の解体入札公告がもう目の前に迫っていることは、すでにご存じの事と存じます。
この度、香川・高松発祥の「乃村エ藝社」をはじめ数々の企業の協力、賛同のもと「旧香川県立体育館再生委員会」を設立し、当該建物の「買取または定期借地等を通じた保存及び利活用に関する意向表明書」を所管の貴県教育委員会教育長に向けて、正式に提出させて頂きました。
解体費10億円余りという昨年6月の発表後の、この一年余り、議会、県議共に水面下でも、様々な方々に相談を重ねてまいりましたが、行き止まりを迎え、表明書の提出…記者会見という手立てしか、選択出来なかったこと、誠に申しわけなく思っております。
ただ、最後にもう一度…二度と実現できない地域の貴重な文化資産とあの建築の持つ可能性を共に再考し、この「アート県・香川」の魅力とは何なのかを、知事と共に向き合う機会が生まれることを切に願っております。
県民や全国から多数の反響が、私の想像をも超え、「うねり」となりました。今後の香川の次世代に引き継いでいくべきものを…私たちや県民と共に見つめ直していただきたいと心より願っております。
末筆ながら、池田様のますますのご発展とご健康を心よりお祈り申し上げます。
敬具
令和7年8月5日
「旧香川県立体育館再生委員会」委員長
長田慶太建築要素 代表
香川県知事 池田豊人様

各企業 出資・参画意向表明書

令和7年8月4日  香川県知事 殿 香川県教育委員会教育長殿  出資意向表明書  拝啓 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。   さて、私たちは、貴県教育委員会が所管される「旧香川県立体育館(高松市福岡町2丁目 18-19)」の保存及び利活用に向けた【旧香川県立体育館再生委員会】の取り組みに深く賛同するものであり、その実現のため、民間主体による事業に対し、ここに出資の意向を表明いたします。   本出資の意向は、旧香川県立体育館の文化的・建築的価値を将来にわたって継承し、地域社会の発展や観光資源としての活用を支援するという理念のもと、実施される保存・再生事業に対する賛同の意志であります。   つきましては、以下の通り、現時点での出資意向の概要をお伝え申し上げます。  記  出資の目的:旧香川県立体育館を活用した再生事業の実施 出資範囲:当該施設の再生に伴う事業の初期投資及び運営費 (土地建物取得費及び耐震改修費を含む) 出資想定額:3,000百万円~6,000百万円(金額は事業内容により変動) その他条件:今後の事業計画・協議内容等に応じて、具体的条件は別途協議  以上、出資の意思をここに表明いたします  敬具  法人名・団体名・氏名: 代表者名(署名): 住所:  現在は建物の内部調査が未実施の状況であるため、最終的な出資契約の締結及び事業の履行は、当該事業の具体的な内容、関係機関との協議結果、及び社会情勢等を踏まえたうえで判断されるものとします。 また、地震・風水害・感染症の流行・戦争・法令の変更等、不可抗力により事業の履行が困難となった場合には、その責を負わないものとします。 また、上記、耐震改修費は耐震等級」~iの民間建築物として設定するものとします。

令和7年8月4日

香川県知事 殿
香川県教育委員会教育長殿

出資意向表明書

拝啓 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。

 さて、私たちは、貴県教育委員会が所管される「旧香川県立体育館(高松市福岡町2丁目 18-19)」の保存及び利活用に向けた【旧香川県立体育館再生委員会】の取り組みに深く賛同するものであり、その実現のため、民間主体による事業に対し、ここに出資の意向を表明いたします。

 本出資の意向は、旧香川県立体育館の文化的・建築的価値を将来にわたって継承し、地域社会の発展や観光資源としての活用を支援するという理念のもと、実施される保存・再生事業に対する賛同の意志であります。

 つきましては、以下の通り、現時点での出資意向の概要をお伝え申し上げます。

  1. 出資の目的:旧香川県立体育館を活用した再生事業の実施

  2. 出資範囲:当該施設の再生に伴う事業の初期投資及び運営費
    (土地建物取得費及び耐震改修費を含む)

  3. 出資想定額:3,000百万円~6,000百万円(金額は事業内容により変動)

  4. その他条件:今後の事業計画・協議内容等に応じて、具体的条件は別途協議

以上、出資の意思をここに表明いたします

敬具

法人名・団体名・氏名:ーーーーー
代表者名(署名):ーーーーー
住所:ーーーーー

  • 現在は建物の内部調査が未実施の状況であるため、最終的な出資契約の締結及び事業の履行は、当該事業の具体的な内容、関係機関との協議結果、及び社会情勢等を踏まえたうえで判断されるものとします。

  • また、地震・風水害・感染症の流行・戦争・法令の変更等、不可抗力により事業の履行が困難となった場合には、その責を負わないものとします。

  • また、上記、耐震改修費は耐震等級」~iの民間建築物として設定するものとします。

令和7年8月4日  香川県知事殿 香川県教育委員会教育長殿  参画意向表明書  拝啓 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。   さて、私たちは、貴県教育委員会が所管される「旧香川県立体育館(高松市福岡町2丁目18-19)」の保存及び利活用に向けた【旧香川県立体育館再生委員会】の取り組みに深く賛同するものであり、その実現のため、民間主体による事業に対し、積極的に参画し、共に検討を進めていく意向をここに表明いたします。   本参画の意向は、旧香川県立体育館の文化的・建築的価値を将来にわたって継承し、地域社会の発展や観光資源としての活用を支援するという理念のもと、実施される保存・再生事業に対する賛同の意志であります。  以上、参画の意思をここに表明いたします 敬具  法人名・団体名・氏名: 代表者名(署名): 住所: ※現在は建物の内部調査が未実施の状況であるため、最終的な参画契約の締結及び履行は、当該事業の具体的な内容、関係機関との協議結果、及び社会情勢等を踏まえたうえで判断されるものとします。 ※また、地震・風水害・感染症の流行・戦争・法令の変更等、不可抗力により事業の履行が困難となった場合には、その責を負わないものとします。

令和7年8月4日
香川県知事殿
香川県教育委員会教育長殿

参画意向表明書

拝啓 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。

 さて、私たちは、貴県教育委員会が所管される「旧香川県立体育館(高松市福岡町2丁目18-19)」の保存及び利活用に向けた【旧香川県立体育館再生委員会】の取り組みに深く賛同するものであり、その実現のため、民間主体による事業に対し、積極的に参画し、共に検討を進めていく意向をここに表明いたします。

 本参画の意向は、旧香川県立体育館の文化的・建築的価値を将来にわたって継承し、地域社会の発展や観光資源としての活用を支援するという理念のもと、実施される保存・再生事業に対する賛同の意志であります。

以上、参画の意思をここに表明いたします

敬具

法人名・団体名・氏名:ーーーーー
代表者名(署名):ーーーーー
住所:ーーーーー

  • ※現在は建物の内部調査が未実施の状況であるため、最終的な参画契約の締結及び履行は、当該事業の具体的な内容、関係機関との協議結果、及び社会情勢等を踏まえたうえで判断されるものとします。

  • ※また、地震・風水害・感染症の流行・戦争・法令の変更等、不可抗力により事業の履行が困難となった場合には、その責を負わないものとします。

令和7年8月4日  香川県知事殿 香川県教育委員会教育長殿  参画意向表明書  拝啓時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。   さて、私たちは、貴県教育委員会が所管される「旧香川県立体育館(高松市福岡町2丁目18-19)」の保存及び利活用に向けた【旧香川県立体育館再生委員会】の取り組みに深く賛同するものであり、その実現のため、民間主体による事業に対し、積極的に参画し、共に検討を進めていく意向をここに表明いたします。   本参画の意向は、旧香川県立体育館の文化的・建築的価値を将来にわたって継承し、地域社会の発展や観光資源としての活用を支援するという理念のもと、実施される保存・再生事業に対する賛同の意志であります。   以上、参画の意思をここに表明いたします 敬具  法人名・団体名・氏名: 代表者名(署名): 住所:  現在は建物の内部調査が未実施の状況であるため、最終的な参画契約の締結及び履行は、当該事業の具体的な内容、関係機関との協議結果、及び社会情勢等を踏まえたうえで判断されるものとします。 また、地震・風水害・感染症の流行・戦争・法令の変更等、不可抗力により事業の履行が困難となった場合には、その責を負わないものとします。

令和7年8月4日

香川県知事殿
香川県教育委員会教育長殿

参画意向表明書

拝啓時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。

 さて、私たちは、貴県教育委員会が所管される「旧香川県立体育館(高松市福岡町2丁目18-19)」の保存及び利活用に向けた【旧香川県立体育館再生委員会】の取り組みに深く賛同するものであり、その実現のため、民間主体による事業に対し、積極的に参画し、共に検討を進めていく意向をここに表明いたします。

 本参画の意向は、旧香川県立体育館の文化的・建築的価値を将来にわたって継承し、地域社会の発展や観光資源としての活用を支援するという理念のもと、実施される保存・再生事業に対する賛同の意志であります。

 以上、参画の意思をここに表明いたします

敬具

法人名・団体名・氏名:ーーーーー
代表者名(署名):ーーーーー
住所:ーーーーー

  • 現在は建物の内部調査が未実施の状況であるため、最終的な参画契約の締結及び履行は、当該事業の具体的な内容、関係機関との協議結果、及び社会情勢等を踏まえたうえで判断されるものとします。

  • また、地震・風水害・感染症の流行・戦争・法令の変更等、不可抗力により事業の履行が困難となった場合には、その責を負わないものとします。

令和7年8月4日  旧香川県立体育館再生委員会 殿  参画意向表明書  拝啓 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。   さて、当社は、香川県教育委員会が所管される「旧香川県立体育館(高松市福岡町2丁目18-19)」の保存及び利活用に向けた【旧香川県立体育館再生委員会】の取り組みに深く賛同するものであり、その実現のため、民間主体による事業に対し、積極的に参画し、共に検討を進めていく意向をここに表明いたします。   本参画の意向は、旧香川県立体育館の文化的・建築的価値を将来にわたって継承し、地域社会の発展や観光資源としての活用を支援するという理念のもと、実施される保存・再生事業に対する賛同の意志であります。   以上、参画の意思をここに表明いたします。 敬具  法人名・団体名: 部署名・代表者名: 印 住所:  ※現在は建物の内部調査が未実施の状況であるため、最終的な参画契約の締結及び履行は、当該事業の具体的な内容、関係機関との協議結果、及び社会情勢等を踏まえたうえで判断されるものとします。 ※また、地震・風水害・感染症の流行・戦争・法令の変更等、不可抗力により事業の履行が困難となった場合には、その責を負わないものとします。

令和7年8月4日
旧香川県立体育館再生委員会 殿

参画意向表明書

拝啓 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。

 さて、当社は、香川県教育委員会が所管される「旧香川県立体育館(高松市福岡町2丁目18-19)」の保存及び利活用に向けた【旧香川県立体育館再生委員会】の取り組みに深く賛同するものであり、その実現のため、民間主体による事業に対し、積極的に参画し、共に検討を進めていく意向をここに表明いたします。

 本参画の意向は、旧香川県立体育館の文化的・建築的価値を将来にわたって継承し、地域社会の発展や観光資源としての活用を支援するという理念のもと、実施される保存・再生事業に対する賛同の意志であります。

 以上、参画の意思をここに表明いたします。

敬具

法人名・団体名:ーーーーー
部署名・代表者名: ーーーーー 印
住所:ーーーーー

  • ※現在は建物の内部調査が未実施の状況であるため、最終的な参画契約の締結及び履行は、当該事業の具体的な内容、関係機関との協議結果、及び社会情勢等を踏まえたうえで判断されるものとします。

  • ※また、地震・風水害・感染症の流行・戦争・法令の変更等、不可抗力により事業の履行が困難となった場合には、その責を負わないものとします。

文化庁.文化審議会.文化経済部会.建築文化ワーキンググループの旧香川県立体育館への見解

後藤 治 教授より書簡 2025 年8 月3 日受領 ◆ 文化庁文化審議会文化経済部会建築文化ワーキンググループ(WG) について 2021( 令和3)年に、我が国の文化と経済の好循環に資する事項について調査審議を行うた め、国の文化審議会の下に、文化経済部会が設置された。 2023( 令和5)年3 月には、文化芸術基本法に基づき閣議決定された「第2 次文化芸術推進 基本計画」に、建築文化振興が初めて盛り込まれ、文化政策として建築文化の展開を図る方向 になった。 それを受けて、同年3~ 6 月には、有識者による「建築文化に関する検討会議」が 開催され、広く建築物やまち並みを我が国の重要なストックと捉え、時代に合う形で活用・ 価 値創出し、「生きた建築等」として継承することが必要との旨の方向性が示された。 その実現には、建築やまち並みに、文化的価値に加え経済的価値も見出し、自律的・持続的 に維持・活用・創造を行うエコサイクル創りが必須なため、2024 年10 月に文化経済部会の下 に建築文化W G が設置された。同WG では、建築家、ディベロッパー、アカデミア等の関係有 識者が集まり、上記エコサイクル創りに向け必要な取組、施策等を協議し、新たな立法措置( 建 築文化振興法) を含む必要な制度的検討も視野に入れている。 協議のなかで、「文化庁は、従来の文化財のような保存の取り組みだけではなく、旧来のも のと新たなものをあわせて建築文化と地域経済の両者を振興するような取り組みを積極的に 支援( 文化財等と同等の補助、税制優遇等)する取り組みや制度を検討すべき」との意見が強 く出されている。 旧香川県立体育館で、現在提案されているような試みが実現するならば、上記の建築文化振 興のモデルとなる取り組みとなるものと考えられる。その際には、建築文化WG や文化経済部 会の席において、座長・委員として、その取り組みを国の支援の対象とするよう強く働きかけ ていきたいと考えている。 工学院大学総合研究所教授 (WG 座長) 後藤 治

後藤 治 教授より書簡
2025 年8 月3 日受領

◆ 文化庁文化審議会文化経済部会建築文化ワーキンググループ(WG) について

 2021( 令和3)年に、我が国の文化と経済の好循環に資する事項について調査審議を行うため、国の文化審議会の下に、文化経済部会が設置された。

 2023( 令和5)年3 月には、文化芸術基本法に基づき閣議決定された「第2 次文化芸術推進基本計画」に、建築文化振興が初めて盛り込まれ、文化政策として建築文化の展開を図る方向になった。 それを受けて、同年3~ 6 月には、有識者による「建築文化に関する検討会議」が開催され、広く建築物やまち並みを我が国の重要なストックと捉え、時代に合う形で活用・ 価値創出し、「生きた建築等」として継承することが必要との旨の方向性が示された。

 その実現には、建築やまち並みに、文化的価値に加え経済的価値も見出し、自律的・持続的に維持・活用・創造を行うエコサイクル創りが必須なため、2024 年10 月に文化経済部会の下に建築文化W G が設置された。同WG では、建築家、ディベロッパー、アカデミア等の関係有識者が集まり、上記エコサイクル創りに向け必要な取組、施策等を協議し、新たな立法措置( 建築文化振興法) を含む必要な制度的検討も視野に入れている。

 協議のなかで、「文化庁は、従来の文化財のような保存の取り組みだけではなく、旧来のものと新たなものをあわせて建築文化と地域経済の両者を振興するような取り組みを積極的に支援( 文化財等と同等の補助、税制優遇等)する取り組みや制度を検討すべき」との意見が強く出されている。

旧香川県立体育館で、現在提案されているような試みが実現するならば、上記の建築文化振興のモデルとなる取り組みとなるものと考えられる。その際には、建築文化WG や文化経済部会の席において、座長・委員として、その取り組みを国の支援の対象とするよう強く働きかけていきたいと考えている。

工学院大学総合研究所教授 (WG 座長)
後藤 治

建築文化WG

〇文化経済部会委員

金野 幸雄 一般社団法人創造遺産機構理事

後藤 治 工学院大学総合研究所教授 (WG 座長)

〇有識者

黒木 正郎 一般社法人東京建築士会副会長、日本郵政株式会社 首席建築家

小崎 博子 株式会社ジェイアール東日本企画 ソーシャルビジネス・地域創生本部長代理

伊達 美和子 森トラスト株式会社代表取締役社長

内藤 廣 建築家•東京大学名誉教授

永山 祐子 建築家/有限会社永山祐子建築設計代表取締役

林 玲子 国立社会保障・人口問題研究所長

〇オブザーバー

吉見 俊哉 國學院大学 観光まちづくり学部教授/文化経済部会長

外務省 大臣官房文化交流・海外広報課

経済産業省 製造産業局生活製品課 住宅産業室

国土交通省 都市局公園緑地・景観課景観・歴史文化環境整備室

国土交通省 住宅局参事官(建築企画担当)

観光庁 観光地域振興部観光資源課

旧県立体育館の現況構造への考査

令和7年8月3日受領  旧香川県立体育館の構造性能評価について  東海大学 建築都市学部 建築学科 准教授 田中正史 博士(工学)   旧香川県立体育館(以後、体育館と略記する。)は、プレストレストコンクリート構造を採用しています。この構造形式では、高強度の鉄筋とコンクリートにあらかじめ張力を加えることで、構造体全体を一体化させる効果があります。その結果、大地震の際にもコクリートの剥落や倒壊を抑止することが可能です。   一般的な鉄筋コンクリート構造では、大地震によってひび割れや破壊が生じることがありますが、体育館では約 1.5倍の高強度材料を使用しているため、より大きな力に対して高い耐性を発揮します。   次に、吊り屋根について、通常の屋根は平板形状しています。一方、体育館の屋根形状は、むくりを付けて屋根の硬さを向上するように工夫したHP 曲面(2つの方向に曲率がある)を採用しています。そのため、地震や台風等の揺れに対する安全性も考慮された設計となっております。   更に、屋根材の落下に対する懸念について、屋根材は小さな板(1.1m✕1.1m)を敷き並べて大屋根を形成しています。この屋根材は4ヶ所の留め具でケーブルに接合される形式であり、一枚の屋根材に人が二人(60kg✕2名)乗って工事ができるように設計されています。即ち、錆や腐食による経年変化により、留め具が破壊するような場合、一枚の屋根材が落下する恐れはありますが、屋根全体が崩壊するような懸念はありません。   体育館では、競技場下に配置された柱・梁・壁などの骨組みを対象に、耐震要素を評価したうえで耐震診断が実施されています。過去の診断では、簡略化された構造モデルを用いて解析が行われていましたが、現在では、より精密な構造解析プログラムの活用により、実際の構造に近い詳細なモデルでの検討が可能となっています。これにより、構造躯体の挙動をより正確に把握でき、効果的かつ合理的な耐震補強の提案が可能となります。   最後に、地盤の液状化について、1962年に設計された当時の建築基準法では液状化の検討がなされておりません。その理由として、我が国における地震被害として液状化が問題となったのは、1964年の新潟地震を契機として、その後に液状化の検討がされてきた歴史的な背景があります。現在、南海トラフ地震を想定した場合、液状化する懸念があります。   しかしながら、液状化の発生条件として、土の中にある地下水位が関係しているため、

令和7年8月3日受領

旧香川県立体育館の構造性能評価について

東海大学 建築都市学部 建築学科 准教授
田中正史 博士(工学)

 旧香川県立体育館(以後、体育館と略記する。)は、プレストレストコンクリート構造を採用しています。この構造形式では、高強度の鉄筋とコンクリートにあらかじめ張力を加えることで、構造体全体を一体化させる効果があります。その結果、大地震の際にもコンクリートの剥落や倒壊を抑止することが可能です。

 一般的な鉄筋コンクリート構造では、大地震によってひび割れや破壊が生じることがありますが、体育館では約 1.5倍の高強度材料を使用しているため、より大きな力に対して高い耐性を発揮します。

 次に、吊り屋根について、通常の屋根は平板形状しています。一方、体育館の屋根形状は、むくりを付けて屋根の硬さを向上するように工夫したHP 曲面(2つの方向に曲率がある)を採用しています。そのため、地震や台風等の揺れに対する安全性も考慮された設計となっております。

 更に、屋根材の落下に対する懸念について、屋根材は小さな板(1.1m✕1.1m)を敷き並べて大屋根を形成しています。この屋根材は4ヶ所の留め具でケーブルに接合される形式であり、一枚の屋根材に人が二人(60kg✕2名)乗って工事ができるように設計されています。即ち、錆や腐食による経年変化により、留め具が破壊するような場合、一枚の屋根材が落下する恐れはありますが、屋根全体が崩壊するような懸念はありません。

 体育館では、競技場下に配置された柱・梁・壁などの骨組みを対象に、耐震要素を評価したうえで耐震診断が実施されています。過去の診断では、簡略化された構造モデルを用いて解析が行われていましたが、現在では、より精密な構造解析プログラムの活用により、実際の構造に近い詳細なモデルでの検討が可能となっています。これにより、構造躯体の挙動をより正確に把握でき、効果的かつ合理的な耐震補強の提案が可能となります。

 最後に、地盤の液状化について、1962年に設計された当時の建築基準法では液状化の検討がなされておりません。その理由として、我が国における地震被害として液状化が問題となったのは、1964年の新潟地震を契機として、その後に液状化の検討がされてきた歴史的な背景があります。現在、南海トラフ地震を想定した場合、液状化する懸念があります。

しかしながら、液状化の発生条件として、土の中にある地下水位が関係しているため、

降雨の少ない季節に大地震が発生した場合は液状化の発生する確率は少ないと考えられます。仮に液状化が発生した場合でも、地盤の沈下によって杭が地上に露出する可能性はありますが、体育館の構造は杭基礎によって支持されているため、建物自体の沈下や倒壊の心配はありません。液状化によって税を拘束する土圧が減少し、地震時の揺れが大きくなる可能性はあるものの、杭が破断するような事態は想定されていません。その理由として、体育館は超高層ビルのように高さ方向にスレンダーな構造ではなく、平面的に広く、高さが低いプロポーションを持つため、杭に作用する力が局所的ではなく、比較的均等に分散されると考えられます。  田中 正史博士(工学) 東海大学 建築都市学部 建築学科 准教授  【略歴】 2001年東海大学建築学科卒業,2001-2006年空間工学研究所(現在 KAPに改組)」にて構造設計の業務に従事、2006-2008年東海大学大学院修士課程、2008-2011年東海大学大学院博士課程では体育館などの大空間構造物の修復・補強方法に関する研究に従事、2021年から博士論文で得られた知見を応用するため、空間構造物の修復や保存に関する研究を行い,「旧香川県立体育館」の技術的な資料調査や支援活動に関わり現在に至る。  【所属学協会】 日本建築学会,国際シェル空間構造学会  【関連論文】 11件 1) Masafumi TANAKA: Reevaluation of the structural features and architectural techniques of the "Former Kagawa Prefectural Gymnasium" designed jointly by Kenzo Tange and Takeshi Okamoto, Proceedings of the IASS Annual Symposium 2025, Mexico City, 2025.10.27-31(2025年7月1日採択済)  2)清水隆,田中正史:旧香川県立体育館の構造図における設計変更と構造的特徴についてその 1主要な構造要素における分析、日本建築学会大会講演梗概集、pp.※**-***2025.09(現在,投稿中)  3) 「コンピューターなき時代ー196 0年代の建築と構造」:空間構造デザイン研究会・

降雨の少ない季節に大地震が発生した場合は液状化の発生する確率は少ないと考えられます。仮に液状化が発生した場合でも、地盤の沈下によって杭が地上に露出する可能性はありますが、体育館の構造は杭基礎によって支持されているため、建物自体の沈下や倒壊の心配はありません。液状化によって税を拘束する土圧が減少し、地震時の揺れが大きくなる可能性はあるものの、杭が破断するような事態は想定されていません。その理由として、体育館は超高層ビルのように高さ方向にスレンダーな構造ではなく、平面的に広く、高さが低いプロポーションを持つため、杭に作用する力が局所的ではなく、比較的均等に分散されると考えられます。

田中 正史博士(工学)
東海大学 建築都市学部 建築学科 准教授

【略歴】
2001年東海大学建築学科卒業,2001-2006年空間工学研究所(現在 KAPに改組)」にて構造設計の業務に従事、2006-2008年東海大学大学院修士課程、2008-2011年東海大学大学院博士課程では体育館などの大空間構造物の修復・補強方法に関する研究に従事、2021年から博士論文で得られた知見を応用するため、空間構造物の修復や保存に関する研究を行い,「旧香川県立体育館」の技術的な資料調査や支援活動に関わり現在に至る。

【所属学協会】
日本建築学会,国際シェル空間構造学会

【関連論文】 11件
1) Masafumi TANAKA: Reevaluation of the structural features and architectural techniques of the "Former Kagawa Prefectural Gymnasium" designed jointly by Kenzo Tange and Takeshi Okamoto, Proceedings of the IASS Annual Symposium 2025, Mexico City,2025.10.27-31(2025年7月1日採択済)

2)清水隆,田中正史:旧香川県立体育館の構造図における設計変更と構造的特徴についてその 1主要な構造要素における分析、日本建築学会大会講演梗概集、pp.※-*2025.09(現在,投稿中)

3) 「コンピューターなき時代ー196 0年代の建築と構造」:空間構造デザイン研究会・

特別企画(主催:Aフォーラム),モデレーター:斉藤公男、パネリスト:磯達雄(建築

ジャーナリスト),小澤雄(芝浦工業大学),田中正史(東海大学)オンライン形式,2025.08.02

4)トークイベント:近代建築保存再生への道のり 旧香川県立体育館への返(共催:一般社団法人船の体育館再生の会、愛知工業大学清水隆宏研究室,東海大学田中正史研究室),登者:笠原一人(京都工芸大字),清水宏(愛知工業大学)、田中正史(東海大学),木村拓実(オクタント建築都市研究所),2024.08.21

5) Masafumi TANAKA, Noriyuki KAWANISHI, Mituo INAGAKI, Ryoich SHIBATA: A Study on the Structural System and History of the Former Kagawa Prefectural Gymnasium, Proc. of IASS/APCS, S5 Sustainable Heritage: Challenges and Strategies in the Preservation and Conservation of 20th Century Historic Concrete Shells-1, pp.70, China, pp.1-9, 2022.09

6) 河西範幸、田中正史,稲垣光彦:旧香川県立体育館の変遷と構造に関する研究その1:サウンディング型市場調査に至る経緯、日本建築学会大会講演梗概集,pp.907-908,2022.09

7)田中正史,河西範幸,柴田良一:旧香川県立体育館の変遷と構造に関する研究その2:吊り屋根構造と液状化判定,日本建築学会大会講演梗概集,pp.909-910,2022.09

8)近現代建築の保存再生と香川県立体育館:登壇者:斉藤公男(日本大学名誉教授)・河西範幸(船の体育館再生の会),名和研二(NAWAKENJI-M),秋山裕英(JIA 日本建築家協会香川地域会会長),田中正史(武蔵野大学建築デザイン学科),オンライン形式,2022.08.20

9)シンポジウム:四国の近現代建築の保存再生(共催:一般社団法人船の体育館再生の会,建築家協会,武蔵野大学田中正史研究室),登壇者:河西範幸・武智和臣・福田頼人・北山めぐみ(船の体育館再生の会)、名和研二(NAWAKENJI-M)、田中正史(武蔵野大学建築デザイン学科),オンライン形式,2022.05.14

10) 「船の体育館(旧香川県立体育館)のいままでとこれから」一再現計画から再生計画ー:空間構造デザイン研究会・特別企画(主催:Aフォーラム),モデレーター:斉藤公男、パネリスト:名和研二(なわけんジム),河西範幸(一般社団法人船の体育館再生の会),田中正史(武蔵野大学)オンライン形式,2021.09.08

11)集中荷重を受けるコンクリート造円筒殻の修復耐力,2011年(平成23年)3月,東海大学,博士論文

【社会貢献活動】 4件

1) 「沈みゆく船からの手紙 旧香川県立体育館発見された設計図展」,共催:一般社団法人船の体育館再生の会、愛知工業大学清水隆宏研究室,東海大学田中正史研究室),高松オルネ、2024.08.21〜09.17

2) アーキニアリング・デザイン展 2022「建築とエンジニアリングの融合」を再考する2022:主催:日本建築学会、建築博物館ギャラリー,2022.11.02~11.09

3)「せとうちの瀬戸際けんちく船の体育館展」、共催:一般社団法人船の体育館再生の会、建築家協会、武蔵野大学田中正史研究室),高松市美術館,2022.08.16~08.21

4)「絶体絶命、船の体育館展」ーもう一つの丹下建築一:(共催:一般社団法人船の体育館再生の会、建築家協会、武蔵野大学田中正史研究室),北浜アリー、2022.05.10~05.22

丹下憲孝氏からの公式応援メッセージ

旧香川県立体育館再生委員会
委員長長田慶太様

拝啓盛夏の候、ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。

 この度は、旧香川県立体育館に深いご理解を寄せられ、またその文化的側面と経済的側面に光をあてるかたちで活動をされていることに、大変感銘を受けております。

 本建築は、父・丹下健三が香川の自然や環境に寄り添いながら、構造と造形の新たな挑戦を行った、私にとってもかけがえのない建築です。建築が建築としての役割を超え、時代や地域の記憶を内包する存在になり得ることを旧香川県立体育館は体現しています。

 長田様はじめ皆様が、この建築に寄せる強い思いと、敬意をもって建築に向き合ってくださっていることに、深く感謝申し上げます。建築という存在が、人々の記憶やまちの風景にいかに根ざしているかを、あらためて実感させていただいております。

 僭越ながら今後、お力添えできるような機会があるかと存じますので、その際には是非とも何なりとお申し付けください。

 引き続き、どうぞよろしくお願い申し上げます。

敬具

令和7年8月1日
丹下憲孝

世論調査結果(令和7年8月4日付)

旧香川県立体育館の解体再考を求める世論調査結果  香川県内調査結果  県は、民間事業者に一積極的に協力するべきだと思う。37% 県は、解体手続きをいったん保留し、協議には応じるべるべきだと思う。 36% 県は、即解体するべきだと思う。 12% どちらとも言えない 15%   全国調査結果   県は、民間事業者に一積極的に協力するべきだと思う。 33% 県は、解体手続きをいったん保留し、協議には応じるべるべきだと思う。 33% 県は、即解体するべきだと思う。 8% どちらとも言えない 26%  調査方法:インターネット調査(無作為抽出) 調査対象:全国及び香川県内在住の18歳以上の男女 調査期間:2025年7月29日~8月3日 有効回数:1,000件 香川県内在住者 500人 香川県外有住者 500人 調査会社:株式会社サーベイリサーチセンター   現状署名数 (2025/08/05/13:45付)2025/07/28~ 署名開始 電子署名:8,725 紙面署名:725 合計:9,550

旧香川県立体育館の解体再考を求める世論調査結果

香川県内調査結果

県は、民間事業者に一積極的に協力するべきだと思う。37%
県は、解体手続きをいったん保留し、協議には応じるべるべきだと思う。 36%
県は、即解体するべきだと思う。 12%
どちらとも言えない 15%

全国調査結果

県は、民間事業者に一積極的に協力するべきだと思う。 33%
県は、解体手続きをいったん保留し、協議には応じるべるべきだと思う。 33%
県は、即解体するべきだと思う。 8%
どちらとも言えない 26%

調査方法:インターネット調査(無作為抽出)
調査対象:全国及び香川県内在住の18歳以上の男女
調査期間:2025年7月29日~8月3日
有効回数:1,000件
香川県内在住者 500人
香川県外有住者 500人
調査会社:株式会社サーベイリサーチセンター

現状署名数
(2025/08/05/13:45付)2025/07/28~ 署名開始
電子署名:8,725
紙面署名:725
合計:9,550

『旧香川県立体育館』保存・再生にむけた署名のお願い   〜香川発の力で、世界的建築を持続可能な文化拠点へ〜   Save the Boat Gym – A Masterpiece by Kenzo Tange

『旧香川県立体育館』保存・再生にむけた署名のお願い 

〜香川発の力で、世界的建築を持続可能な文化拠点へ〜 

Save the Boat Gym – A Masterpiece by Kenzo Tange

https://change.org/savetheboatgym 

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