2025年9月22日(月)、旧香川県立体育館再生委員会が、高松市議会に対し、香川県と香川県議会に協議の場を設けるよう求める意見書を出してほしいと陳情しました。以下に全文を公開いたします。
皆様、本日は、議会中のお忙しい中、 陳述をお聞きいただく機会を賜り、誠にありがとうございます。 この度、「香川県知事、香川県議会に対し、「旧香川県立体育館の解体工事手続き保留と利活用を目指した協議実現を求める意見書」を提出する陳情書」 を9月2日に市議会に向けて提出させて頂きました。
今、県民の8割近い「協議の実現を望む声」がある中で、県や県議会を含め、この民主制度の中に…民意の受け皿となれる場所がなく、 ぜひとも、この高松市議会が、その架け橋となって頂けること… 切に願っております。 旧香川県立体育館は、世界的建築家・丹下健三氏の設計により1964年に竣工し、「船の体育館」の名で、県民だけでなく、市民にも親しまれてきた歴史的建築物であり、日本…そして世界にとっても重要な歴史の一端であって…今もなお、生き続ける可能性に満ちた大切な文化資産です。
あの建築を…共に、再度見つめ直してほしく… 最後…今ならまだ間に合いこともあるはずです。 どうか、派閥を越えた、真摯な議論の中、英断となることを… ただただ切に願っております。
解体費10億円相当…との県教委からの発表は、昨年6月末。 そこから、私は様々な県議、県議会へと働きかけを行い、…やっとの思いで…昨年12月、一般質問として議会に提出させて頂きました。 それはまだ…予算議決前でした。 議場にて淡々とした答弁と共に、受け流されていくのを目の当たりにしました。
あげさせて頂いたのは、「10億円を踏まえた上での有識者委員会の設置」でした。解体工事の金額が通常の落札価格の7倍から4倍。坪単価70万。 かつ、13年前の古い耐震診断が、改修ありきで安全側…いわゆる…「耐震性能はない」という前提で出来ているため、解体の根拠にはならないということがわかっていたからでもあります。その、総合的な知見を新たな委員会に求めたいと考えました。 ただ、その中で一般質問への積み重ねが全く意味のなかったことを経験し…
共に買取も視野に向かえる企業を探していくことに舵をきり。地元を含め大手企業…10社程になろうかとおもいますが…声掛けをしていくこととなりましたが…軒並み政治的側面があることを知っておられ…全社断られた末。
高松発祥で…その業界のトップランナーの「乃村工藝社」様と出会うことが出来たことを切っ掛けとし、その助力、尽力もあって、今のチームに育って行きました。 ここには、建築構造、ホテル事業、リノベーション、そして文化財としての道、それぞれ分野のプロや権威たちが集まることが出来ました。 それもあの建物の魅力が成しえた業だと思っておりますが…
あの建築に対し…愛情と責任を持って、買取、修繕、そして、その後の事業性に対しても、皆が確信に変わるまでに、半年ほどはかかったのでしょうか?
内閣審議官の協力の元、内閣府から…県教委に対してプレゼンテーションを行い始めたのは、今年の6月…。
その間も、絶え間なく知事や県議との協議を働きかけてきましたが、結局それも実現せぬまま…7月のプレゼンテーションを経て、聞き流されるだけで何も進展しない現況に対し7月末に正式表明に至ったというのが、経緯でございます。その進展しない状況は…現在の「話し合い」という場が解体推進への口実に切り替わり…今もそれは続いています。
このままでは、耐震性の正確な認知もないまま、10億円という巨額の損失と同時に大きな文化遺産を失うことに留まらず…政治としての透明性を欠くことに深い危惧を感じております。 あの建物の「たもと」には…必ず明るい景色と未来があるはずです。 先にも申しましたが…今、県民の8割近い「協議を望む声」がある中で、どこにもその民意の受け皿がありません。どこに風穴が開くのかわからない状態で、皆の応援の声だけが届いてきます。
どうか、今後100年、もしかしたらそれ以上…この高松市にとっても、大切な場所になる可能性を秘めた今を、共に大切に扱っては頂き、派閥を越えた、真摯な議論の中…県に対し解体手続き保留と協議の要請を市議会から発信してくださることをお願いし、私の陳述とさせて頂きます。
ご清聴ありがとうございました。
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