香川県 知事定例記者会見 20250916

知事記者会見録

  • 日時:2025年(令和7年)9月16日(火)13時00分から13時45分

  • 場所:香川県庁本館9階県政記者室

  • 作成:広聴広報課

香川県 知事定例記者会見(2025年9月16日(火)午後1時から)《香川県》 - Youtube

知事記者会見 2025年(令和7年)9月16日(火曜日)|香川県

旧県立体育館について

記者:旧県立体育館についてお伺いさせてください。12日(金曜日)に、教育長と営繕課長が会見という形で、解体の必要性を改めて説明されました。知事の方も、県民への説明をしたいと(先週の知事定例記者)会見でおっしゃっていて、知事自らが、という選択肢もあった中で、ああいう形を選ばれた理由と、会見を終えての手応えみたいなものがあれば、所感を聞かせてください。

知事:先日の教育長の発表ですけれども、旧県立体育館の耐震性・老朽化の状況について、県民の皆さんにお知らせをしたいという趣旨で開催をしたところでありまして、金曜日に行った記者会見が、一番、県民の皆様に広くお知らせができる適当な方法だと考えて実施したところであります。そして、行ったあとのことについては、安全性、耐震や老朽化について、これからも引き続き、ご説明を続けていかなければいけないことであると感じております。

記者:教育長と営繕課長に発表を任せられたのは、どういう理由からでしょうか。

知事:この体育館のあり方を直接的に判断していくのは、教育委員会の方でございます。私がその判断をもって、最終的な判断をしていくということでございます。そういう中で、今回、教育委員会の方から、今の旧県立体育館の耐震性・老朽化を説明するのが適当ではないかと考えたところでございます。

記者:その中身ですけれども、耐震性が不足しているという老朽化の具合などについては説明があったのですが、今、急いで解体しなければならないほど倒壊の危険性があるのかとか、緊急度の根拠については、一般論にとどまったかなという印象を抱きました。専門家の指摘もある中で、これまでのプロセスを重視しているような印象を受けているのですけれども、県民に対して、貴重な建物を壊すということ、しかも10億円の解体費用がかかるということについて、理解は深まったとお考えでしょうか。

知事:旧県立体育館を何とか保存できないか、という県民の声を私も聞いております。そういう声の中で、非常に苦しい気持ちを持ち続けているところであります。一方で、県の役割、県がやらなければいけないことというのは、県民の安全を確保すること、ひいては県民の命を守ることであると思います。旧県立体育館でございますけれども、南海トラフ地震が近い時期に発生するという懸念が深まっている中で、耐震性や老朽化の問題で安全に懸念があるこの旧県立体育館の安全性を確保し、危険性を取り除く、これは非常に急がれる課題であるということでありまして、これを県民の方にも理解をしていただきたいという思いでおりますし、これからもこの点について理解を求めていきたいという思いで、先日も教育長から発表したところでございます。

記者:理解が県民に対して深まっているかどうかについて、いかがでしょう。

知事:県民の方に、今の旧県立体育館の耐震性や老朽化の現状というものを、先週の発表の内容で、できるだけ目に見える形で理解していただきたいとの思いで、教育長が発表したところでございます。これについては、ぜひ理解をして深めていただきたいという思いでございますけれども、これからも、そこは続けていかなければならないのではないかという思いでございます。

記者:会見の前日には、民間で再生を目指している再生委員会と、非公開で2回目の面談が行われました。その中で、耐震診断書の読み解きについて誤解があるのではないかという指摘もあったと聞いていますが、その場では反論されず、会見でそうではないということを反論されたようなのですが、耐震診断書の読み解きなどは、その場でやりとりした方が、理解が深まったり、双方が前提としているものが確認できたりすると思います。しかし、それをせずに、その場では聞くだけにして、会見で反論するという形をとられています。今後、再生委員会との面談のあり方について、何か考えていることはありますか。

知事:再生委員会との面談のあり方については、双方が腹蔵なく、また、具体的な根拠に基づいての主張をすることで双方の理解を深めていく、これが一番重要だと思っております。

記者:今までの2回は非公開という形で行われているのですけれども、公開の場で、双方の議論を、マスコミを入れる形でやった方がより伝わる部分もあるかなと思うのですが、その辺りはいかがでしょうか。

知事:公開の場で、ということについては、どうしても人間の気持ちの問題として、言葉の使い方などを気にせざるを得ない部分があり、これは理解いただけると思うのです。そういう中で公開ということは、腹蔵なく意見交換するという意味においては、どうなのかなという思いがあります。そうではありますけれども、話し合った内容については公開をすべきだと思いますので、話し合った内容について、双方確認した上で公開していくというようなことは、相手のこともありますけれども、相談の上、考えていったらいいのではないかなと思います。

記者:前回の面談は、県教委は聞くスタンスだということで、その場で反論もされず一方的に聞いて、という形だったようなのですけど、今後、3回目が開かれるとしたら、もう少し踏み込んで、どの部分がどうなんだ、みたいな具体的な話をその場でしていくことも必要かなと思うのですけど、その辺りはいかがでしょうか。

知事:もちろんそうだと思います。

記者:旧県立体育館について伺いたいのですけれども、先日の教育長の会見の中で、2012年に株式会社丹下都市建築設計が行った耐震診断の方法は、簡略化ではなく、十分な実績があると教育長はおっしゃっていました。一方、再生委員会側は、そうではないのだと言っているわけですよね。1回検討して、構造化の専門家なりに聞くとか、もちろん営繕課の方もプロフェッショナルだと思いますけれども、学識経験者とか、学者の意見を聞くという機会を設けるとか、そういうことは考えていないのですか。

知事:県で行った耐震診断は、国で定めた診断方法で、今もこの方法が定められておりますが、この方法に従って耐震診断を行った結果に基づいております。これを先週も教育長がお話しいたしましたし、これまでもそのような話をしてきております。そういう中において、検証なり、他の先生の考えを聞くということについてですけれども、検証については、どこを検証することになるのかという、そのポイントが明らかではないのではないかと考えております。

記者:そのポイントがないから、やる必要もないだろうということですかね。続けてなんですけれども、一方、知事も保存は大事だということをかねがねご指摘されていると思います。私もそれは大事だと思うのですが、知事として、今後どう記録保存をするか、どういうビジョンがあって、こういうコンテンツがあったらいいなとか、そういうお考えはあるのでしょうか。

知事:大変重要な丹下先生の建築物であります。香川県の財産でもあるわけでございますので、これまでにないような記録保存を考えたいと思います。具体的には、今の構造の一部について現物を保存することができないのか、一番象徴になっている屋根の吊りケーブルの一部であるとか、そういった現物の保存ができないのか。それから、今の技術を使って、3Dのデジタル化によって、いわゆるVR、AR、このような技術で、後でご覧なる方がよりリアルに見ることができるようなことができないのかなどを、今、候補としており、これまでにない記録保存を考えていきたいと思っています。

記者:現物保存というのは、要は壊すけれども、その一部は残しておくということですね。一方で、建築士のファンの中には、香川県は50年代だったら県庁舎、60年代だったら旧県立体育館、そして70年代は最新の瀬戸内海歴史民俗資料館がありますと。せっかくの60年代の旧県立体育館がなくなってしまうと、50・60・70年代と続けての国の重要文化財が香川県にあって、残ったらこのまま連続して持っているけれども、無くなってしまったら3つの時代続けてのものが無くなるのではないかと危惧されている方もいるのですが、そういう声に対して、知事はどう受けとめていますか。

知事:旧県立体育館を何とか残せないのか、というような声は聞きます。そして、アート県としてどうなのだ、という声も聞きます。私としても、そういう声を非常に苦しい気持ちで聞いているところでございます。そういう中で、県民の安全を確保する、そしてひいては命を守るということ、これが一番大事なことですので、今の旧県立体育館の状況を見ると、その危険性について1日も早く取り除かないといけない。こういうことの中で、何とかその部分を県民の方にもご理解いただきたいという思いでおります。

続けて読む

© 旧香川県立体育館再生委員会 All Rights Reserved.